ニュース23歴代キャスターの衝撃降板理由とは?交代劇の真相と現在を徹底解説

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『news23』の根底に流れる精神を語るうえで、初代メインキャスターの筑紫哲也 news23時代を避けて通ることはできません。1989年、それまでNHKや民放が続けていた「原稿を読み上げるだけのストレートニュース」を根底から覆し、キャスター自らが判断し、語りかけるアメリカ型のアンカースタイルを日本に定着させた立役者です。

番組の象徴であったミニコーナー「多事争論」では、日米関係、安全保障、社会福祉から市井の文化現象まで、筑紫氏が自筆のフリップを掲げて自らの見解を述べました。当時のTBS報道局関係者が回顧録で語ったところによると、筑紫氏は毎夕の編集会議で「多数派の意見を伝えるだけなら通信社で事足りる。少数派の異論にこそ耳を傾けるのがジャーナリズムだ」と繰り返し説いていました。

1995年の地下鉄サリン事件、そしてTBSがオウム真理教側に坂本弁護士のインタビュービデオを見せた問題が発覚した1996年3月、筑紫氏は番組冒頭で「TBSは死んだに等しい」と言い放ちました。自局の不祥事を生放送で痛烈に断罪したこの場面は、民放報道史に刻まれる伝説の瞬間です。権力に対峙するだけでなく、身内の不正にも容赦のない姿勢を示したことで、番組は視聴者から絶大な信頼を獲得しました。

2007年に肺がんを公表し、闘病生活を経て2008年11月に惜しまれつつ世を去った筑紫氏。その逝去とともに、番組は「偉大すぎる創始者の遺伝子をどう受け継ぐか」という果てしない模索の旅へと足を踏み入れることになります。

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