山田裕貴が語る「父・和利」という背中——元プロ野球選手の教えと、表現者として挑み続ける現在地
山田裕貴の父である山田和利氏は、東邦高校から1983年のドラフト4位で中日ドラゴンズに入団した元プロ野球選手だ。内野手として堅実な守備と勝負強い打撃を武器に活躍し、後に広島東洋カープへ移籍。トレードや移籍を経験しながらも、与えられた場所で確実に結果を残すバイプレイヤーとしてファンから愛された。
現役引退後も中日や広島でコーチを歴任し、若手の育成に情熱を注いだ。常にグラウンドで汗を流し、厳しさと温かさをもって選手に向き合う父の姿は、幼い裕貴の目に「世界で一番かっこいい男」として焼き付いていたという。プロの世界で生き残ることがどれほど過酷か、その背中で無言のうちに語り続けていたのだった。