ガビチョウが特定外来生物に指定された理由と生態系危機【2026】
もし身近な場所で不審な鳥を見かけた際、どのように識別すればよいのか。ガビチョウの身体的特徴は極めて個性的であり、他の野鳥との判別は容易です。
最大の特徴は、茶褐色の全身と目の周囲を取り囲む鮮やかな白色のリング(過眼線)です。この白い模様が目尻から後頭部へと筆で描いたように伸びており、これが「画眉(眉を描いた鳥)」という名前の由来となっています。大きさはヒヨドリよりやや小さく、ツグミと同等サイズ。樹冠のてっぺんよりも、地面に近い藪の中をガサガサと這い回るように移動する行動パターンが見られます。
ここで絶対に知っておくべきは、外来生物法による極めて厳しい罰則規定です。美しい声だからといって捕獲して自宅で飼育したり、他人に譲渡したりすることは法律で固く禁じられています。
環境省の規定に基づき、無許可で特定外来生物を飼育、保管、運搬、輸入、野外へ放出した場合、以下の罰則が科されます。
・個人の場合:最高3年以下の懲役 または 300万円以下の罰金(併科あり)
・法人の場合:最大1億円以下の罰金
「庭に迷い込んできたヒナを保護した」「弱っていたから連れ帰ってケージに入れた」という行為であっても、特定外来生物の無許可保管とみなされ違法行為に該当するリスクがあるため、細心の注意が必要です。