検診と健診、実は全然違う!費用・保険・目的の真実を徹底解説
予防医療の現場において、医師たちが最も懸念している落とし穴があります。それは「すでに自覚症状が出ているにもかかわらず、安価だからと自治体のがん検診や職場の健診を待ってしまう受診者」の存在です。
健診や検診は、あくまで「無症状の健康な集団の中から、リスクのある人をふるい分けるためのスクリーニング」として設計されています。したがって、例えば「血便が出ている」「乳房にしこりを感じる」「胃痛が続いている」といった自覚症状がある場合、検診の順番を待つのは誤りです。
自覚症状がある場合は、予防スクリーニングではなく直ちに医療機関の外来を受診し「保険診療(3割負担など)」で精密検査を受けるべきです。検診の簡易的な検査方法では早期病巣を見落とすリスクがあるうえ、結果通知までに数週間から1ヶ月のタイムラグが生じ、治療開始が決定的に遅れかねません。