勝新太郎の死因と下咽頭がん闘病記!伝説の煙草会見と最期の真実
勝新太郎さんの波乱万丈な人生において、影となり日向となり支え続けたのが妻・中村玉緒さんでした。勝プロダクションの倒産に伴って生じた数十億円とも言われる莫大な借金や、度重なるトラブルにも決して夫を見捨てることなく、玉緒さんはバラエティ番組などで独特のキャラクターを開花させながら家計と夫の治療費を支え続けました。
一方、家族には計り知れない苦悩も横たわっていました。長男である鴈龍(がんりゅう、本名:奥村雄大)さんは、1989年に勝さんが監督・主演を務めた映画『座頭市』の撮影現場において、真剣を用いた殺陣の最中に付き人俳優が死亡するという痛ましい事故に直面。映画界の偉大な父を持つ二世俳優としての重圧と、世間からの厳しいバッシングに長年苛まれることとなりました(※鴈龍さんも2019年に55歳で急逝)。
家庭人としての勝さんは、決して模範的な父親・夫ではなかったかもしれません。しかし玉緒さんは後年の回顧録や特番インタビューにおいて、「勝新太郎という男に惚れ抜いて一緒になったのだから、何があっても後悔はない。主人は最後の最後まで本当に優しく、純粋な人でした」と語っています。一般的な倫理観を超越した深い情愛と共依存にも似た強固な絆が、勝さんの破滅的なエネルギーを最期まで肯定し続けたのです。