世界で一番大きい犬はどの犬種?体重100Kg超の衝撃ギネス記録と飼育の真相

世界で一番大きい犬はどの犬種?体重100Kg超の衝撃ギネス記録と飼育の真相とはどのようなものなのか? 詳しい意味を整理してお届けします。

公式な測定記録としてギネス世界記録に名を刻んだ巨犬たちの数値は、一般的なペットの概念を根底から覆します。写真や映像を目にした人々がCGや加工を疑うほどの歴史的記録を、一次データとともに振り返ります。

歴代最高体高:111.8cmを記録したグレートデーンの「ゼウス」

2011年10月に測定され、2012年版ギネス世界記録で「世界一背が高い犬(歴代最高)」として公認されたのが、アメリカ・ミシガン州オテゴで暮らしていたオスのグレートデーン、ゼウス(Zeus)です。その体高は驚異の111.8cmに達し、後ろ足でスクッと立ち上がった際の全長は223cmを記録しました。大柄なNBA選手すら見下ろすほどの威容です。

当時の海外特番インタビューにおいて、飼い主のデニス・ドアラグ氏は次のような回想を残しています。「散歩へ連れ出すたびに、すれ違う人々から必ず『それは犬ですか、それとも馬ですか?』『鞍をつけて乗れるのでは?』と尋ねられました。大型バンの後部座席をすべて倒さなければ移動できず、キッチンカウンターから直接立ったまま水を飲むのが日常でした」。ゼウスは2014年、5歳という若さで惜しまれつつ天国へ旅立ちましたが、その規格外の体躯と温厚で優しい性格は、今なお世界中のメディアで語り継がれています。

なお、テキサス州ベッドフォードで暮らしていた別の同名グレートデーン、ゼウス(体高104.6cm)も2022年に「存命中の世界一背が高い犬」としてギネス認定を受けましたが、2023年9月に骨肉腫と合併症により3歳で急逝。巨大な体を維持することの難しさを改めて浮き彫りにしました。

歴代最重量:体重155.6kgに達したイングリッシュマスティフの「ゾルバ」

体重における歴代ギネス記録の絶対王者として君臨し続けているのが、イギリス・ロンドンで暮らしていたイングリッシュマスティフのゾルバ(Aicama Zorba of La-Susa)です。1989年11月の公式測定において、ゾルバが叩き出した体重は155.58kg(343ポンド)。これは大相撲の幕内力士の平均体重に匹敵する驚異的な質量です。

ゾルバのサイズは体重だけに留まりません。体高は約94cm、鼻先から尻尾の先端までの全長は251cmに達していました。当時のギネス公式認定員をして「小型のヒグマがリビングで眠っているような圧倒的存在感」と言わしめたほどです。なお、ギネス社は過剰な肥育競争による動物虐待を防ぐため、現在は「世界一重いペット」の公式カテゴリ更新を停止しています。そのため、適正な体格測定のもとで公式認定されたゾルバの記録は、事実上破られることのない不滅の金字塔となっています。

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