死戦期呼吸とは?いびきとの決定的な見分け方とAed・胸骨圧迫の真実

死戦期呼吸とは?いびきとの決定的な見分け方とAed・胸骨圧迫の真実の疑問点について、専門知識を取りまとめてご紹介します。

Q1:死戦期呼吸が出ている人に胸骨圧迫をして、もし生きていたら肋骨を折ったりして危険ではありませんか?
A1:全く心配いりません。国内外の蘇生ガイドラインでも、「心停止でない傷病者に胸骨圧迫を行ったことによる重大な内臓損傷等の合併症リスクは極めて稀である」と結論づけられています。もし意識があれば、胸を強く押された瞬間に痛がって払いのけたり、声を上げたりして反応します。その反応が見られたら直ちに圧迫を中止すれば問題ありません。最も危険なのは「骨折を恐れて心停止を見過ごすこと」です。

Q2:119番通報した際、指令員に「息はしている」と伝えても大丈夫ですか?
A2:絶対に「息はしています」とだけ伝えて電話を切ってはいけません。必ず「顎だけが動いている」「普段の寝息や呼吸とは明らかに違う」「呼びかけても全く反応がない」と具体的な様子を伝えてください。単に「息はある」と伝えてしまうと、通信指令員が心停止と判別できず、電話口での胸骨圧迫の口頭指導が行われなかったり、救急車の出動優先度が下がったりする致命的なタイムロスにつながります。

Q3:死戦期呼吸は、心停止してからどれくらいの時間継続して現れますか?
A3:個人差がありますが、心停止の瞬間から通常数分間(多くは3〜5分程度、長い場合は10分近く)断続的に現れます。時間の経過とともに呼吸の間隔はさらに長くなり、下顎の動きも小さくなって最終的に完全な呼吸停止に至ります。死戦期呼吸が見られている数分間こそが、除細動(AED)によって心拍を再開させられる最大のチャンスです。

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