T. M. R『Burnin' X'mas』歌詞の真実とMv裏話|冬の名曲を徹底解剖

T. M. R『Burnin' X'mas』歌詞の真実とMv裏話|冬の名曲を徹底解剖の特集記事をお届けします。最新トレンドが詰まっています。

『Burnin' X'mas』の歌詞を読み解く上で最大の鍵となるのは、作詞家・井上秋緒氏が提示した「既成概念への強烈なカウンター」です。当時のクリスマスソングの主流であったロマンティシズムやセンチメンタリズムに対し、本作は「クリスマスという記号に踊らされる都市生活者の虚無感」と「それを凌駕する剝き出しの情熱」を対比させています。

当時の音楽雑誌インタビューやライナーノーツにおいて、西川貴教氏は「世間が押し付ける静かな聖夜のイメージに収まりたくなかった」という趣旨の発言を残しています。歌詞中には、冷ややかな街の喧騒や予定調和のイルミネーションを冷徹に見つめつつも、目の前の相手と交わす感情の温度だけは絶対に冷まさないという覚悟が刻まれています。雪が降るから凍えるのではなく、熱を失うから凍えるのだという逆転の発想が、タイトルである『Burnin' X'mas(燃えるクリスマス)』という言葉に集約されているのです。

単なるラブソングに留まらず、人間関係の希薄化やイベント偏重の風潮に対するシニカルな視線を含ませながら、最終的には圧倒的なエナジーで聴き手を肯定していく筆致こそ、井上・浅倉・西川の黄金トリオが成し遂げた表現の極致といえます。

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