体温計を高くする裏ワザの真相と危険性!発熱偽装が招く思わぬ代償
現代の家庭で広く普及しているのは、温度変化によって電気抵抗が変化する半導体素子を利用した「サーミスタ式体温計」だ。日本の医療機器産業を牽引するオムロン ヘルスケアやテルモ株式会社の技術開発力は凄まじく、わずか数十秒で平衡温を予測する高度な演算アルゴリズムが組み込まれている。
一般的な腋窩温測定において、これらの予測式体温計は「人間の体温上昇カーブ」を忠実にトレースするようプログラムされている。最初の数秒間で急激に温度が上がり、その後緩やかに安定へ向かうという生体特有の熱伝導パターンを検知しているのだ。外的な熱源で一気に加熱したり、不自然な速度で温度を上昇させたりすると、内部チップが「非生体計測」と判定して即座に測定を中断する。日本のものづくりが生んだ精密技術の前では、原始的な小手先の細工など容易に見破られてしまう。