天てれ・ぴちぴちピッチで魅了した中田あすみの歩みと最新の現在地
てれび戦士としての活動を終えた彼女が次に打った大きな一手、それがアニメの世界への本格的な進出であった。2000年代初頭に大ヒットを記録した魔法少女アニメ『マーメイドメロディー ぴちぴちピッチ』にて、主人公であるピンクパールボイスの人魚姫・七海るちあ役の声を担当。これが彼女の声優としての才能を世に知らしめる決定打となる。
当時、声優業界において「歌って演じる」声優のスタイルが確立されつつある過渡期であった。その中で、中田あすみは感情豊かな演技に加え、劇中で披露される数々の劇中歌を見事に歌い上げ、キャラクターに命を吹き込んだ。彼女が演じた七海るちあは、愛らしさと健気さを兼ね備えたアイコンとして、当時の子どもたちだけでなくアニメファンの心をも強く揺さぶった。本作は魔法少女アニメの歴史に名を残す名作となり、彼女にとっても声優業界での確固たる地位を確立する大きな金字塔となった。