トルコ周辺国8カ国と地政学リスク|なぜ火種が絶えないのか徹底解剖

話題沸騰中の トルコ周辺国8カ国と地政学リスク|なぜ火種が絶えないのか徹底解剖について、詳しいまとめを整理して公開しています。

トルコの地図を広げると、北を黒海、西をエーゲ海、南を地中海に囲まれたアナトリア半島が、まさに巨大な防波堤のようにユーラシア大陸の中央に突き出している様子が分かります。トルコが直接国境を接している隣接8カ国は、地理的・政治的に大きく3つのブロックに大別されます。

1つ目は「バルカン・欧州方面」のギリシャ(国境線約206km)とブルガリア(同約240km)。2つ目は「コーカサス方面」のジョージア(同約252km)、アルメニア(同約268km)、そして飛び地であるナヒチェバン自治共和国を介して接続するアゼルバイジャン(同約9km)。3つ目が最も長い国境線を有する「中東方面」のイラン(同約499km)、イラク(同約352km)、そしてシリア(同約822km)です。

この配置こそが、トルコを「地政学の要石」たらしめている最大の要因です。冷戦期には旧ソ連の南下を阻む北大西洋条約機構(NATO)の最前線基地として機能し、21世紀に入ってからは中東から欧州へ押し寄せる移民・難民を食い止める巨大なフィルターの役目を担わされてきました。四方八方を異なる文明・宗教・政治体制に包囲されている構造こそ、トルコ外交が常に全方位での綱渡りを強いられる根本的な理由です。

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