誤嚥性肺炎の関連図完全攻略!実習で役立つ病態理解と看護計画
看護診断を抽出した後は、実行可能で評価基準が明確な誤嚥性肺炎の看護計画を立案します。患者の状態に応じた誤嚥性肺炎の看護目標(OP・TP・EP)の構成例を整理します。
【看護目標】
短期目標:安全な食形態と適切な姿勢で誤嚥なく必要水分・栄養を摂取できる。痰を自己喀出(または吸引支援)でき、SpO2が基準値を維持する。
長期目標:誤嚥性肺炎の再発を起こさず、生活リズムを整えて退院後の生活へ移行できる。
【観察計画:OP(Observation Plan)】
誤嚥性肺炎の観察項目として、バイタルサイン(特に体温変動と呼吸数)、呼吸音(湿性ラ音の有無)、喀痰の性状・量・粘稠度、食事中のムセや湿性嗄声、食後の口腔内残渣、睡眠時の呼吸状態などを継続的にモニタリングします。
【ケア計画:TP(Treatment Plan)】
誤嚥性肺炎の予防と食事介助を主軸に置きます。食前の覚醒レベル確認、口腔ケアによる細菌数低減、リクライニング30〜60度でのポジショニングと頸部軽度前屈位(顎引き位)の保持、一口量の調整、食後30分以上の座位保持を徹底します。また、必要に応じた排痰援助(体位ドレナージやスクイージング)を実施します。
【教育計画:EP(Education Plan)】
患者および家族に対し、誤嚥予防のための姿勢や一口量の重要性、食後の口腔ケア手順、退院後に注意すべき初期症状(なんとなく元気がない、微熱が続く等の非定型症状)についてパンフレット等を用いて指導します。