インフルエンザB型は熱が出ない?微熱・下痢の真相と最新対策【2026】
インフルエンザB型は、患者の年齢層によって症状の出方と警戒すべき合併症が大きく分かれます。小児と成人それぞれの病態特性を把握しておくことは、早期の重症化防止に直結します。
子供(小児)における症状の特徴
子どもの場合、大人よりも高熱が出やすい傾向があるものの、A型に比べて「上がったり下がったりを繰り返す(二峰性発熱)」が頻繁に観察されます。また、特徴的な合併症として注視すべきが「急性良性筋炎(下肢筋炎)」です。解熱期前後に「ふくらはぎが痛くて立てない」「歩こうとすると泣き叫ぶ」といった訴えが見られます。多くは数日で自然軽快しますが、横紋筋融解症への進展を防ぐため、十分な水分補給と安静が不可欠です。
大人(成人・高齢者)における症状の特徴
成人のB型は、前述の通り微熱で経過するケースが多い一方、「しつこい咳」「激しい倦怠感(全身の鉛のような重さ)」が2週間近く長引く特徴があります。熱が引いた後も気道過敏性が亢進し、咳喘息様の激しい咳発作が残る例が目立ちます。高齢者の場合は発熱が完全にマスクされ、食欲不振、意識のぼんやり、失禁といった「非典型的な衰弱」として現れることがあり、発見が遅れて肺炎を併発する危険性が高まります。
治りかけの「ぶり返し」に潜む二次感染の罠
「熱が36度台に下がったから完治した」と油断した3〜4日後に、再び38度以上の熱が出て激しい黄色い痰や胸痛に襲われる「ぶり返し」現象があります。これはウイルスの再活性化ではなく、ウイルスによって荒廃した気道粘膜に肺炎球菌や黄色ブドウ球菌が侵入する「二次性細菌性肺炎」の疑いが極めて濃厚です。解熱後の再発熱は、即座に再受診すべきレッドフラッグサインです。