なぜ家がタダ?「みんなの0円物件」のからくりと落とし穴を暴く
Q1:なぜ元の持ち主はタダで家を手放すのですか?怪しい事故物件ではないでしょうか?
A1:大半は事件や事故ではなく、固定資産税の負担や150万〜300万円以上かかる解体費用の支払いを避けるための合理的な手放しです。過疎化や相続放置によって管理しきれなくなった空き家が中心ですが、心理的瑕疵(過去の孤独死など)が隠れていないかは契約前に必ず書面で確認する必要があります。
Q2:「みんなの0円物件」を利用する際に仲介手数料は取られますか?
A2:当事者同士で直接やり取りを行う基本掲示板の利用は無料ですが、契約書作成や所有権移転登記を専門家に委託する代行サポートを利用する場合は、約16万5,000円〜33万円前後(税込)の事務手数料が発生します。
Q3:もらった後で維持できなくなった場合、国や自治体に引き取ってもらえますか?
A3:原則として引き取ってもらえません。国の「相続土地国庫帰属制度」は建物が建っている土地は対象外であり、解体して更地にした上で所定の審査手数料と約20万円〜数十万円の負担金を納める必要があります。安易に取得すると処分できなくなるリスクがあります。
Q4:自治体が運営する「空き家バンク」とは何が違うのですか?
A4:空き家バンクは地方自治体が主体となって運営し、地元の宅建業者が仲介に入ることが多いため安全性が高い一方、手続きに時間がかかります。「みんなの0円物件」は民間のマッチングサービスであり、CtoC(個人間取引)形式でスピーディーに交渉が進む反面、物件の瑕疵確認や権利調査の責任は自己負担となる点が異なります。