有酸素運動と筋トレの順番は?筋肉を落とさず脂肪を燃やす最新科学
トレーニング界隈で頻繁に議論される「有酸素運動=筋肉が分解される」という説ですが、これは完全な誤解ではないものの、条件付きの事実です。
筋肉量低下の理由として挙げられるのが、カタボリック(異化作用)と細胞内シグナルの競合です。長時間のランニングなどでエネルギー(血中アミノ酸やグリコーゲン)が枯渇すると、身体は自らの筋肉組織をアミノ酸へ分解してエネルギーを生成しようとします。さらに、筋肥大を促進するシグナル伝達経路「mTOR」と、持久系運動で活性化する省エネ酵素「AMPK」が互いに抑制し合うため、長時間の有酸素運動は筋肥大への影響としてマイナスに働くケースが存在します。
この筋肉分解を防ぐためのカタボリック対策として有効なのが以下の手法です。
・運動前のBCAAやEAAの補給により血中アミノ酸濃度を維持する
・有酸素運動の時間を1回あたり20〜30分以内にとどめる
・高強度のダッシュではなく、傾斜ウォーキングなど中強度の運動を選択する