国鉄民営化はいつ?1987年のJr発足と巨額赤字・分割の真相に迫る

国鉄民営化はいつ?1987年のJr発足と巨額赤字・分割の真相に迫るについて重要なポイントを解説いたします。詳細な分析をお届けします。

破滅の危機に瀕していた国鉄の改革を一気に進めたのが、1982年に発足した中曽根康弘内閣です。中曽根首相は「増税なき財政再建」を旗印に掲げ、土光敏夫氏率いる「第二次臨時行政調査会(第二次臨調)」とタッグを組んで行政改革を断行しました。

当時、国家の財政を圧迫していた「三公社」——日本専売公社(現JT)、日本電信電話公社(現NTT)、そして日本国有鉄道の民営化は政権の最重要課題でした。専売公社が1985年4月にJTへ、電電公社が同月にNTTへと順調に移行する中、最大の難関として立ちはだかったのが国鉄でした。

中曽根首相の狙いは、単なる財政赤字の解消だけにとどまりませんでした。肥大化しすぎて自浄能力を失った官僚的組織を民間の競争原理に晒すこと、そして後述する強大な労働組合の影響力を削ぎ落とし、抜本的な行財政改革を成し遂げるという強烈な政治的意志が存在していました。

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