ザベストテン』はなぜ終了した?最高視聴率41.9%から衰退した衝撃の真相
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完全生放送・録画編集なしというスタイルは、数々の予期せぬトラブルとザベストテン伝説のハプニングを生み出しました。制作陣の手記や当時の特番インタビューにおいて、プロデューサーの山田修爾氏は「毎週が綱渡りの連続であり、無事に放送が終わるたびに全員が疲労困憊で倒れ込んでいた」と回想しています。
代表的なハプニングとして語り継がれるのが、サザンオールスターズが「気分しだいで責めないで」で出演した際の破天荒な暴れぶりや、桑田佳祐が放った予測不能なアドリブ発言です。生放送特有の緊迫した空気の中でスタジオを縦横無尽に走り回り、従来の歌番組の予定調和を軽々と打ち破っていきました。また、RCサクセションが出演した際には、忌野清志郎がテレビカメラのレンズにガムを吐きつけたり、生放送中に過激なパフォーマンスを披露したりと、制作スタッフを震撼させる現場が幾度となく展開されました。
現場のリアルな証言として、地方中継時の天候急変トラブルも枚挙にいとまがありません。豪雨の中で歌う歌手のマイクに雨水が入り音声が途絶しかけたり、中継回線が本番直前にドロップアウトしてスタジオの黒柳と久米が長尺のアドリブで間をつないだりする場面もしばしば見られました。時間が押してしまい、第1位の曲を歌っている最中にスタッフロールが流れ、サビの途中で放送が唐突にフェードアウトしていく幕切れも、生放送ならではの生々しいドキュメンタリーとして視聴者の記憶に深く刻まれています。