昭和最大の謎に挑む!三億円事件映画の金字塔と隠された衝撃の真相
一滴の血も流さず、あまりにも鮮やかな手口で現金3億円(現在の価値にして数十億円相当)を奪い去った三億円事件。現場には数多くの遺留品が残されていたにもかかわらず、捜査は難航を極めた。警視庁による史上最大の捜査網を嘲笑うかのように逃げ切った犯人のリアリティは、どんなフィクションをも凌駕するドラマ性に満ちている。
高度経済成長期の陰影が生み出したこの怪事件は、映画監督たちにとって格好の創作の源泉となった。権力に対する鮮烈なアンチテーゼとして描く作品もあれば、青春の出口なしの喪失感として切り取る手法も存在する。観客はスクリーン越しに「本当の犯人は誰だったのか」「裏でどんな企みが動いていたのか」という果てしない想像を巡らせずにはいられないのだ。