政界を揺るがした「師弟」の真実:小池百合子と小泉純一郎が描いた劇場型政治の血脈
ふたりの関係は、単なる選挙のための野合ではなかった。政策を世の中に浸透させるための「ブランディング」において、小泉・小池コンビは絶妙なコンビネーションを発揮した。その最たる例が、現在では社会の常識となった「クールビズ」の導入だ。
ネクタイを外し、ジャケットを脱ぐ。言葉にすれば単純な省エネ運動に過ぎない取り組みを、小池氏はファッショナブルな文化へと昇華させた。小泉首相自らがノーネクタイでカメラの前に立ち、小池環境相が軽快なトークでアピールする。従来の官僚主導による堅苦しい広報ではなく、テレビのニュース番組を占拠するような消費者目線の演出。国民のライフスタイルを巻き込む政治の手法を、小池氏は小泉氏の傍らで完璧に吸収していった。