中国でドラえもんが愛される理由とは?偽物騒動からメガヒットの真相へ

中国でドラえもんが愛される理由とは?偽物騒動からメガヒットの真相へに関する主要な事実を詳しくまとめました。詳細な解説をチェックしましょう。

ドラえもん人気がカルチャーの枠を超え、歴史的な社会現象として可視化されたのが、2015年に中国本土で劇場公開された3DCG映画『STAND BY ME ドラえもん』でした。

当時、日中関係は政治的な緊張状態にあり、日本映画の劇場公開自体が約3年間にわたって凍結されていた極めて異例の時期でした。その閉塞感を打ち破る形で公開されると、子どもの頃に作品に触れて育った20代から30代の若者・ファミリー層が一斉に劇場へ殺到。初日から記録的な動員を見せ、最終的な興行収入は約5億3000万人民元(当時のレートで約105億円)という、当時の日本映画における歴代最高記録を樹立しました。

現地のSNS「微博(Weibo)」では、「のび太と一緒に大人になった」「映画館で涙が止まらなかった」といった感動の投稿が溢れ返り、国境や政治の壁を越えた感動の輪が広がりました。この大成功を契機に、中国映画市場においてドラえもんの劇場版シリーズは毎年春から夏にかけての定番キラーコンテンツとして定着し、現在も新作が公開されるたびにランキング上位を席巻し続けています。

関連記事