自閉症の赤ちゃんは顔つきでわかる?噂の真相と乳児期の兆候を医師が解説

自閉症の赤ちゃんは顔つきでわかる?噂の真相と乳児期の兆候を医師が解説の基礎知識と応用に迫る! 専門的な視点でご紹介しています。

Q1:生後2〜3か月で目が合わない、あやしても笑わない場合は自閉症の兆候ですか?
A1:生後2〜3か月の段階で目が合わない、あるいは笑わないからといって、自閉症と判断することは医学的に不可能です。この時期の赤ちゃんの視力はまだ0.02〜0.05程度と極めて低く、焦点が合わないことも日常的です。また、感情を表出するタイミングには大きな個人差があります。生後4か月健診頃までゆったりと見守り、気になる場合は健診時に医師や保健師へ尋ねてみることをお勧めします。

Q2:ネットで「自閉症の赤ちゃんは顔が大人びていて整っている」と見ましたが、これは本当ですか?
A2:医学的な根拠は一切ありません。感情共有に伴う表情筋の動き(社会的微笑など)が定型発達の乳児に比べて少ない場合、無表情で落ち着いた印象を与え、それを大人が「大人びている」「しっかりした顔つき」と主観的に表現したことが噂の源流と考えられています。顔の造形そのものと発達障害の間に関連性はありません。

Q3:1歳頃に自分の手ではなく大人の手を使って物を取ろうとする「クレーン現象」が見られます。自閉症確定でしょうか?
A3:クレーン現象単体で自閉症が確定するわけではありません。言葉がまだ十分に出ていない定型発達の幼児でも、要求を伝える手段として一時的に大人の手を引っ張る行動をとることはよくあります。判断のポイントは、「大人の顔や目を見ながら手を引いているか(視線の共有があるか)」です。視線を一切合わせず、大人を手元の道具のように扱う状態が頻繁に続く場合は、1歳半健診などで専門職に相談してみると良いでしょう。

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