無一郎の日輪刀の鍔はなぜ四角形?兄・有一郎との絆と涙の真相を徹底解説
無一郎の日輪刀を語る上で欠かせないのが、刀鍛冶との情愛です。無一郎の最初の担当刀鍛冶は、白髪の老職人・鉄井戸(てついど)さんでした。
記憶を失い、自分の限界も分からぬまま血のにじむような過酷な修練を重ねる無一郎を、鉄井戸さんは誰よりも心を痛め、案じていました。まだ幼く小さな手、どれほど体を酷使しても感情を表に出さない少年の痛々しさを理解し、その体格や成長に寄り添った日輪刀を打ち続けたのです。しかし鉄井戸さんは心臓の病を患い、無一郎の行く末を案じながらこの世を去ることになります。
その志と無一郎への深い思いやりを受け継いだのが、後任の鉄穴森(かなもり)さんでした。刀鍛冶の里編において、上弦の伍・玉壺の血鬼術によって絶体絶命の危機に陥る無一郎。その窮地を救ったのは、小鉄の必死の呼吸支援と、鉄穴森さんが鉄井戸さんの遺言(無一郎を案じる書き付け)を忠実に守って打ち直した「新しい日輪刀」でした。先代が遺した優しさと、それを受け取った鉄穴森さんの職人魂が、記憶を取り戻した無一郎の覚醒と連動し、霞の呼吸の真価を解き放つ決定打となったのです。