神様仏様稲尾様と呼ばれた男|シーズン42勝と鉄腕の真実を徹底解剖

神様仏様稲尾様と呼ばれた男|シーズン42勝と鉄腕の真実を徹底解剖の総合ガイドをお届けします。役立つ情報が詰まっています。

稲尾和久が残したスタッツは、分業制と球数管理が徹底された現代野球の常識を遥かに超越しています。1961年にはシーズン42勝(スタルヒンと並ぶ日本プロ野球タイ記録)を樹立。この年の登板数は78試合、投球回は404イニングに達し、防御率1.69で最多勝・最優秀防御率・最多奪三振(当時は表彰なし)のタイトルを総なめにしました。

項目稲尾和久の実績データ一般的な歴代水準・現代指標編集部の見解・評価シーズン最多勝利42勝(1961年/日本記録タイ)現代は15〜18勝で最多勝圏内先発・救援を問わずフル回転した絶対的エースの証通算成績276勝137敗・防御率1.98名球会基準:通算200勝実働14年で276勝を積み上げた驚異のハイペース年間投球回数404.0回(1961年)現代の規定投球回は約143回現代の先発完投型投手のほぼ3シーズン分に相当主要球種と武器カミソリスライダー・快速球・シュート現代は変化球の球速・曲がり幅を重視外角低めミリ単位の制球と真横に鋭く滑る魔球

稲尾の代名詞となった球種がスライダーです。三原監督の助言で本格的に習得したこの球は、当時の打者が「直球と思って振ると外角のボールゾーンへ逃げていく」と証言したほどのキレを誇りました。さらに、針の穴を通すといわれた抜群のコントロールがあったからこそ、打者に狙いを絞らせず、最少の投球数で打者を打ち取ることが可能でした。

関連記事