ボンボン廃刊の真相と休刊理由|コロコロとの決定打と名作の現在の概要と注目ポイントを徹底的にカバーしました。
ホビー漫画誌の命運を分けた最大の歴史的分岐点が、1996年に巻き起こったポケモン争奪戦 コロコロとのメディアミックス対決です。任天堂のゲームボーイ用ソフト『ポケットモンスター 赤・緑』のポテンシャルをいち早く見抜いたコロコロ編集部は、幻のポケモン「ミュウ」の読者プレゼント企画を独占的に展開し、穴久保幸作氏による漫画連載を開始。これによりコロコロは小学生男子のバイブルとしての地位を盤石にし、部数を200万部台へと押し上げました。
対するボンボンも『メダロット』や『ロボットポンコッツ』といった強力な対抗タイトルを投入し、ゲーム連動企画で激しく追随しました。しかし、任天堂・小学館・テレビ東京・タカラ(現タカラトミー)が強固に組んだ「巨大クロスメディア包囲網」に対し、講談社単体でのメディアミックス展開はスケール面で後手に回らざるを得ませんでした。
比較項目コミックボンボン(講談社)月刊コロコロコミック(小学館)編集部の見解・勝敗の分水嶺メイン読者層の設計小学4年生〜中学生(高年齢化)小学2年〜5年生(低年齢層を維持)コロコロは読者の「卒業と新規流入」の世代交代システムを確立していた。主力ホビー&キラーIPガンプラ、SDガンダム、ロックマン、メダロットミニ四駆、ポケモン、ベイブレード、デュエル・マスターズボンボンは模型・ハイターゲットに強く、コロコロは学校で遊べる玩具に特化。メディアミックス連携バンダイ等との個別タイアップ中心小プロ・アニメ・ゲーム・玩具の統合戦略テレビアニメ放送枠と玩具流通の一体化においてコロコロが圧倒的優位を構築。作風・コンテンツ傾向重厚な設定、緻密なメカ描写、尖ったギャグ、お色気わかりやすい王道熱血、うんこ・ちんちん等の直球ギャグコロコロコミック 違い 敗因の本質は、読者ターゲットの明確さとブレの有無にあった。
前田 葵
サステナビリティ研究家
マーケティングと消費者心理のトレンドを分析し、現代のヒット商品の背景を読み解きます。