田中浚渫工業バイオパワーの現在|木質発電の真相と評判を追う
同社が手掛ける木質バイオマス発電の基本構造は、森林整備の過程で出る林地残材や製材端材を粉砕してウッドチップ化し、それをボイラーで燃焼させて蒸気タービンを回す発電システムです。天候に左右されやすい太陽光や風力とは異なり、燃料さえ確保できれば24時間安定してベースロード電源として稼働できる点が最大の強みと言えます。
しかし、事業継続の生命線となるのは「燃料調達コスト」と「熱効率の最大化」です。近年は燃料用チップの価格高騰やサプライチェーンの逼迫が全国的な課題となっており、同社においても安定的な木材集荷ルートの維持が収益性を左右する決定打となっています。