長月は何月?名前の由来に諸説あり!旧暦との違いも徹底解説
旧暦の長月は、収穫の喜びと季節の移ろいを言祝ぐ多彩な宮中行事や民間信仰の舞台でもありました。現代にも受け継がれている代表的な伝統行事を紹介します。
重陽の節句(菊の節句 / 9月9日)
五節句の一つである「重陽(ちょうよう)の節句」は、奇数の中で最も大きな陽数「9」が重なるめでたい日として尊ばれてきました。菊の花を用いて無病息災や不老長寿を祈ることから「菊の節句」とも呼ばれます。菊の花びらを浮かべた菊酒を酌み交わしたり、前夜に菊の花の上に真綿を被せて朝露を含ませた「菊の被綿(きせわた)」で肌を拭い若さを保とうとした雅な風習が知られています。
中秋の名月(十五夜)
旧暦8月15日の夜を指す「中秋の名月」ですが、新暦のカレンダーでは9月中旬から10月上旬にかけて巡ってきます。澄み渡る夜空に浮かぶ満月を愛でながら、ススキを飾り、月見団子や収穫したばかりの里芋・栗などを供えて豊かな実りに感謝を捧げる風習は、今も多くの家庭で親しまれています。